高速液体クロマトグラフィーによる市販のリンゴ酸及びアップル飲料中のフマル酸の定量
市販のリンゴ酸及びアップル飲料中に含まれるフマル酸についてUV検出器を使用したHPLCで定量する方法について検討した.分離カラムとしてTSK-gel,ODS 120Aを使用し,移動相としては 0.1M過塩素酸ナトリウム,0.01Mリン酸二水素ナトリウム(pH2.6)を用い,210nmで検出した. フマル酸5.0×10-7~2.0×10-5Mの範囲で検量線は直線を示し,4.0×10-6,1.0×10-5Mの5回繰り返しによる相対標準偏差は,それぞれ0.35,0.19%であった.又この方法によるフマル酸の定量限界(S/N=2)は2.0×10-7M程度であり,リンゴ酸及びアップル飲料の回収率は98....
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Published in | 分析化学 Vol. 39; no. 6; pp. T89 - T92 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
公益社団法人 日本分析化学会
05.06.1990
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Summary: | 市販のリンゴ酸及びアップル飲料中に含まれるフマル酸についてUV検出器を使用したHPLCで定量する方法について検討した.分離カラムとしてTSK-gel,ODS 120Aを使用し,移動相としては 0.1M過塩素酸ナトリウム,0.01Mリン酸二水素ナトリウム(pH2.6)を用い,210nmで検出した. フマル酸5.0×10-7~2.0×10-5Mの範囲で検量線は直線を示し,4.0×10-6,1.0×10-5Mの5回繰り返しによる相対標準偏差は,それぞれ0.35,0.19%であった.又この方法によるフマル酸の定量限界(S/N=2)は2.0×10-7M程度であり,リンゴ酸及びアップル飲料の回収率は98.2~104.5%であった. 本法を市販リンゴ酸及びアップル飲料18種の定量に応用した. |
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ISSN: | 0525-1931 |
DOI: | 10.2116/bunsekikagaku.39.6_T89 |