廃墟から遺跡、あるいは聖地へ ネパール、グルンの民族的故地への旅に関する一考察

コラとはネパールのグルンと呼ばれる人々の祖先がかつて住んでいたとされる地であり、同地に残る住居跡に関する考古学的調査が行われて以降、住居跡を見るためにコラへの旅が行われるようになった。本発表は、ネパールにおける民族運動の興隆というマクロな背景に留意しつつ、観光とも、ルーツ・ツーリズムとも、巡礼とも捉えうるこの特殊グルン的なコラへの旅の創発過程を具体的事例から考察するものである。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. 142
Main Author 吉元, 菜々子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2018
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ISSN2189-7964
DOI10.14890/jasca.2018.0_142

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Summary:コラとはネパールのグルンと呼ばれる人々の祖先がかつて住んでいたとされる地であり、同地に残る住居跡に関する考古学的調査が行われて以降、住居跡を見るためにコラへの旅が行われるようになった。本発表は、ネパールにおける民族運動の興隆というマクロな背景に留意しつつ、観光とも、ルーツ・ツーリズムとも、巡礼とも捉えうるこの特殊グルン的なコラへの旅の創発過程を具体的事例から考察するものである。
Bibliography:D18
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2018.0_142