北インド農村における月経をめぐる観念と実践に関する一考察 就学経験との関わりから

インド社会において月経は不浄視され、月経中の女性には社会文化的な禁忌や規範が課される一方、初潮は女性の身体の成熟と生殖能力を保証し、婚姻の時期を決定するメルクマールともなってきた。本報告では、急速な変化を遂げる現代インドの農村社会を対象に、種々の社会文化的コードを包摂する月経をめぐる宗教的観念や慣習的実践を明らかにし、それが現在どのように変化しているのかを就学との関わりから考察する。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. B21
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2019
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Summary:インド社会において月経は不浄視され、月経中の女性には社会文化的な禁忌や規範が課される一方、初潮は女性の身体の成熟と生殖能力を保証し、婚姻の時期を決定するメルクマールともなってきた。本報告では、急速な変化を遂げる現代インドの農村社会を対象に、種々の社会文化的コードを包摂する月経をめぐる宗教的観念や慣習的実践を明らかにし、それが現在どのように変化しているのかを就学との関わりから考察する。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2019.0_B21