咬合を考慮したクラウン製作のためのCADの改良について

前報で計測したデータに加え対合歯のバイトデータを追加して,6支台歯のクラウン補綴のための形状をデザインするCADプロセスの改良を行った.まず歯冠データをバイトデータに対し中心咬合位になるように位置調整した.歯冠データを適正な位置に置いた後に対合歯のFGP(機能咬合路)データによる咬合面の修正を行った.歯冠端部とマージンを結合するために,前報で用いたB-スプライン関数の代わりに放物線関数を用いた.その結果,よりスムーズに連結した.このようにして支台歯データ,歯冠データおよび連結部データからなるCADデータが完成した. これらはCAMのための基礎データとなり得るものである....

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Published inDental Materials Journal Vol. 12; no. 2; pp. 190 - 195,274
Main Authors 荘村, 泰治, 高橋, 純造
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本歯科理工学会 1993
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Summary:前報で計測したデータに加え対合歯のバイトデータを追加して,6支台歯のクラウン補綴のための形状をデザインするCADプロセスの改良を行った.まず歯冠データをバイトデータに対し中心咬合位になるように位置調整した.歯冠データを適正な位置に置いた後に対合歯のFGP(機能咬合路)データによる咬合面の修正を行った.歯冠端部とマージンを結合するために,前報で用いたB-スプライン関数の代わりに放物線関数を用いた.その結果,よりスムーズに連結した.このようにして支台歯データ,歯冠データおよび連結部データからなるCADデータが完成した. これらはCAMのための基礎データとなり得るものである.
ISSN:0287-4547
1881-1361
DOI:10.4012/dmj.12.190