タイ国北部におけるシャン仏教徒のタンマチャッキャー朗誦 東南アジア大陸部上座仏教徒の声と文字の実践研究

近年タイ国北部のシャンの仏教徒の間で、タンマチャッキャー(初転法輪)というテキストの朗誦が行われるようになっている。テキストの朗誦によって仏教的価値が生成され、拝聴によってそれを享受するリテラシーに基づくオーラリティの宗教実践である。本報告ではタイ国北部の泰緬国境地域におけるこの朗誦のテキストの内容、朗誦スタイル、朗誦者の社会的属性、朗誦の機会や意味づけを検討し、その特徴を明らかにする。...

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Published in日本文化人類学会研究大会発表要旨集 p. B11
Main Author 村上, 忠良
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本文化人類学会 2017
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Summary:近年タイ国北部のシャンの仏教徒の間で、タンマチャッキャー(初転法輪)というテキストの朗誦が行われるようになっている。テキストの朗誦によって仏教的価値が生成され、拝聴によってそれを享受するリテラシーに基づくオーラリティの宗教実践である。本報告ではタイ国北部の泰緬国境地域におけるこの朗誦のテキストの内容、朗誦スタイル、朗誦者の社会的属性、朗誦の機会や意味づけを検討し、その特徴を明らかにする。
ISSN:2189-7964
DOI:10.14890/jasca.2017.0_B11