Merkel cell carcinomaの1例

• Published in: 皮膚 Vol. 38; no. 3; pp. 381 - 385
• Main Authors: 杉原, 和子, 山田, 秀和, 楠田, 茂, 手塚, 正
• Format: Journal Article
• Language: English; Japanese
• Published: 日本皮膚科学会大阪地方会 1996
• Subjects: サイトケラチン20 (Ks20.8); メルケル細胞癌
• ISSN: 0018-1390; 1884-541X
• DOI: 10.11340/skinresearch1959.38.381

55歳, 女性。頬部の浸潤性紅斑で発症し, 生検組織の免疫組織学的染色結果ならびに電顕所見からB-cell lymphomaと診断, 放射線療法, 化学療法を受けたが再発, 転移を繰り返し, 初診より15ケ月で死亡した。死後, サイトケラチン20 (Ks20.8) の免疫組織染色により, Merkel cell carcinomaと判明した。 Merkel cell carcinomaの診断における組織染色, 電子顕微鏡所見の価値について考察した。