IgA-K型M蛋白血症を伴った持久性隆起性紅斑の1例
38歳, 男性。10年来典型的な皮疹 (組織も典型的) を四肢, 磐部に対側性にくり返し, DDSによく反応し, 血清検査でIgA-K型M蛋白血症を伴う症例を経験したので報告した。骨レ線, シンチ像, 胸骨骨髄穿刺で骨髄腫を疑う所見を認めなかった。 近年の本邦報告例21例を文献的に考察し, 血清蛋白異常を示すもの13例の中でIgA高値を示す例は10例であった。...
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Published in | 皮膚 Vol. 30; no. 3; pp. 341 - 347 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
日本皮膚科学会大阪地方会
1988
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0018-1390 1884-541X |
DOI | 10.11340/skinresearch1959.30.341 |
Cover
Summary: | 38歳, 男性。10年来典型的な皮疹 (組織も典型的) を四肢, 磐部に対側性にくり返し, DDSによく反応し, 血清検査でIgA-K型M蛋白血症を伴う症例を経験したので報告した。骨レ線, シンチ像, 胸骨骨髄穿刺で骨髄腫を疑う所見を認めなかった。 近年の本邦報告例21例を文献的に考察し, 血清蛋白異常を示すもの13例の中でIgA高値を示す例は10例であった。 |
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ISSN: | 0018-1390 1884-541X |
DOI: | 10.11340/skinresearch1959.30.341 |