リハビリテーション専門職への免疫学教育への一提言

「要旨」筆者らは, リハビリテーション学科の理学療法士, 作業療法士, 言語聴覚士養成の学生に対する「免疫学(微生物と感染症)」の教育実践を行ってきた. 「免疫学」は, リハビリテーション学科の基礎になる科目であり, 国家試験の様々な分野にも出題される. リハビリテーション学科の学生にとって不可欠な基礎科目となっている. また近年のCOVID-19パンデミックの中では, 正しい知識を身に着けることが大切である. 本稿では, ガニェの9教授事象を用いた「免疫学」における筆者らの教育実践の試みについて紹介を行う. リハビリテーション専門職においても, キャリア教育が活発に行われ始めている. 知識や...

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Published in大和大学研究紀要 保健医療学部編 Vol. 8; pp. 17 - 21
Main Authors 神崎秀嗣, 鴻上啓次朗
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 大和大学 15.03.2022
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Summary:「要旨」筆者らは, リハビリテーション学科の理学療法士, 作業療法士, 言語聴覚士養成の学生に対する「免疫学(微生物と感染症)」の教育実践を行ってきた. 「免疫学」は, リハビリテーション学科の基礎になる科目であり, 国家試験の様々な分野にも出題される. リハビリテーション学科の学生にとって不可欠な基礎科目となっている. また近年のCOVID-19パンデミックの中では, 正しい知識を身に着けることが大切である. 本稿では, ガニェの9教授事象を用いた「免疫学」における筆者らの教育実践の試みについて紹介を行う. リハビリテーション専門職においても, キャリア教育が活発に行われ始めている. 知識やスキルについて研鑽を積むものや診療報酬に加算されるものもあり, 多様化している. これは高度化する医療や様々な患者に対応できる能力が必要とされているからである. そのため基礎科目の教育時からリハビリテーション専門職としての価値観や倫理規範などを内面化していくのが望ましい.
ISSN:2432-5597