行動科学的手法を導入した授業の試み 「告知」の問題を考える

東京医科歯科大学教養部で開設され, スモールクラス形態で運営されている医療心理学の授業に行動科学的手法を導入した. 教養部学生によって選ばれたテーマは「告知」問題であった. 学生の積極性と自発性を開発するために, 討論や調査体験を含むクラスにおける活動のプロセスが計画された. これらの作業は, 医学教育のなかに人間学的な視座を持ち込む訓練としてたいへん有意義な試みであると思われた. 討論や調査体験のような経験をすることで, 医学生は人間的な態度の形成や行動変容が行われる....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in医学教育 Vol. 25; no. 4; pp. 216 - 220
Main Authors 山崎, 久美子, 金子, 道成, 古島, わかな, 川口, 龍史, 池田, かおり, 大谷, 城世, 神田, 英一郎, 西山, 佳秀, 福原, 美穂, 横溝, 早苗, 斑目, 由美, 塚田, 睦美, 茂木, 雅美, 中山, 康子, 岡野, 智子, 尤, 郁晴, 宮本, 真理子, 大浦, 哲, 白木, 明雄, 吉岡, 篤史, 横田, 眞子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本医学教育学会 25.08.1994
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:東京医科歯科大学教養部で開設され, スモールクラス形態で運営されている医療心理学の授業に行動科学的手法を導入した. 教養部学生によって選ばれたテーマは「告知」問題であった. 学生の積極性と自発性を開発するために, 討論や調査体験を含むクラスにおける活動のプロセスが計画された. これらの作業は, 医学教育のなかに人間学的な視座を持ち込む訓練としてたいへん有意義な試みであると思われた. 討論や調査体験のような経験をすることで, 医学生は人間的な態度の形成や行動変容が行われる.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan1970.25.216