腸管免疫細胞による腸内共生細菌・病原性細菌制御機構

「要旨」腸管管腔内には病原性を持つ細菌を含む多様な細菌が存在しており, 宿主細胞は種々の分子を管腔中へ分泌することで腸管管腔内の恒常性を維持している. 宿主由来の分泌性分子による腸内細菌叢制御は, 上皮細胞および免疫細胞の相互作用が必須である. 本稿では, 宿主による腸内細菌叢制御に関して, 最新の知見も含め概説をする....

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Published in腸内細菌学雑誌 Vol. 37; no. 1; pp. 1 - 8
Main Authors 森田直樹, 新藏礼子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 腸内細菌学会 01.01.2023
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ISSN1343-0882

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Summary:「要旨」腸管管腔内には病原性を持つ細菌を含む多様な細菌が存在しており, 宿主細胞は種々の分子を管腔中へ分泌することで腸管管腔内の恒常性を維持している. 宿主由来の分泌性分子による腸内細菌叢制御は, 上皮細胞および免疫細胞の相互作用が必須である. 本稿では, 宿主による腸内細菌叢制御に関して, 最新の知見も含め概説をする.
ISSN:1343-0882