IoTTT : IoT on Table Tennis 卓球スキルの可視化

我々は卓球ラケットの動きを観察するために慣性センサをグリップエンドに装着したラケットセンサを開発した.加速度センサ,ジャイロセンサを内蔵するラケットセンサはBluetooth BLE 4.2を用いてタブレット端末から制御される.我々は,このセンサをIoTTT、IoT on Table Tennisと呼んだ.このラケットセンサを用いてラケット軌道,姿勢を算出し可視化した.様々な技術のなかでもサービスは選手自身が自分でボールの回転を唯一自由に制御できることから,今回我々はサービスにおけるラケットの動きを可視化した.得られたデータを用いることで反復した動作の同一性や,上級者との比較,相手を騙す動作と...

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Published in可視化情報学会誌 Vol. 40; no. 157; pp. 10 - 13
Main Authors 副島, 宗高, 仰木, 裕嗣, 川口, 義之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 可視化情報学会 2020
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ISSN0916-4731
1884-037X
DOI10.3154/jvs.40.157_10

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Summary:我々は卓球ラケットの動きを観察するために慣性センサをグリップエンドに装着したラケットセンサを開発した.加速度センサ,ジャイロセンサを内蔵するラケットセンサはBluetooth BLE 4.2を用いてタブレット端末から制御される.我々は,このセンサをIoTTT、IoT on Table Tennisと呼んだ.このラケットセンサを用いてラケット軌道,姿勢を算出し可視化した.様々な技術のなかでもサービスは選手自身が自分でボールの回転を唯一自由に制御できることから,今回我々はサービスにおけるラケットの動きを可視化した.得られたデータを用いることで反復した動作の同一性や,上級者との比較,相手を騙す動作との違いなどを選手に提示することが将来的にエビデンス・ベースド・トレーニングに貢献するということを提案した.
ISSN:0916-4731
1884-037X
DOI:10.3154/jvs.40.157_10