セルフエッチングプライマーシステムの歯質接着性に関する研究 セルフエッチングプライマーとボンディング剤の組合せについて

2種類の市販セルフエッチングプライマーシステムを用いて, それぞれのセルフエッチングプライマーとボンディング剤との組合せがコンポジットレジンのエナメル質, 象牙質への接着に及ぼす影響について検討した. その結果, セルフエッチングプライマーとボンディング剤との組合せにより接着強さは影響され, 必ずしも同一メーカーの組合せが最も良好な接着強さを与えないことが分かった.エナメル質に対してはマックボンドシステム付属のプライマーで処理した後に, クリアフィルライナーボンドIIΣ付属のΣボンドを塗布した場合に, 象牙質に対してはクリアフィルライナーボンドIIΣ付属のΣプライマー処理の後に, Σボンドを塗...

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Published in接着歯学 Vol. 18; no. 1; pp. 22 - 29
Main Authors 菊竹, 一代, 早川, 徹, 根本, 君也, 横田, 一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本接着歯学会 15.04.2000
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ISSN0913-1655
2185-9566
DOI10.11297/adhesdent1983.18.22

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Summary:2種類の市販セルフエッチングプライマーシステムを用いて, それぞれのセルフエッチングプライマーとボンディング剤との組合せがコンポジットレジンのエナメル質, 象牙質への接着に及ぼす影響について検討した. その結果, セルフエッチングプライマーとボンディング剤との組合せにより接着強さは影響され, 必ずしも同一メーカーの組合せが最も良好な接着強さを与えないことが分かった.エナメル質に対してはマックボンドシステム付属のプライマーで処理した後に, クリアフィルライナーボンドIIΣ付属のΣボンドを塗布した場合に, 象牙質に対してはクリアフィルライナーボンドIIΣ付属のΣプライマー処理の後に, Σボンドを塗布した場合に最も高い接着強さが得られた.
ISSN:0913-1655
2185-9566
DOI:10.11297/adhesdent1983.18.22