原子力発電所の負荷追従運転

原子力発電所の運転形態を従来の基底負荷運転から負荷追従運転も含んだ形に拡大していく必要が高まりつつある。電力系統の負荷は季節変化,日変化,さらにより小さな時間スケールの変動成分よりなる複雑な変化を示し,それに対応して原子力発電所を運転するには新しい制御方策の導入と複数種の制御手段の有機的な統合利用が必要となる。 本稿では,現在盛んに開発が進められているこの種技術の実情について、BWR,PWR,ATRの各炉型ごとに要約して紹介する...

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Published in日本原子力学会誌 Vol. 28; no. 10; pp. 913 - 923
Main Authors 若林, 二郎, 森, 寿久, 住田, 侑, 石井, 一典, 川太, 徳夫, 飯島, 隆
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本原子力学会 30.10.1986
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Summary:原子力発電所の運転形態を従来の基底負荷運転から負荷追従運転も含んだ形に拡大していく必要が高まりつつある。電力系統の負荷は季節変化,日変化,さらにより小さな時間スケールの変動成分よりなる複雑な変化を示し,それに対応して原子力発電所を運転するには新しい制御方策の導入と複数種の制御手段の有機的な統合利用が必要となる。 本稿では,現在盛んに開発が進められているこの種技術の実情について、BWR,PWR,ATRの各炉型ごとに要約して紹介する
ISSN:0004-7120
2186-5256
DOI:10.3327/jaesj.28.913