解釈を中心にした社会統計教育の可能性 分析してみることと解釈すること

本稿の目的は,数学を苦手とする学生を対象とした社会統計教育の問題とその解決について議論することにある。社会調査士資格の導入によって社会統計教育を受ける文系学生が増えている。そこで,平易な数学と統計ソフトを用いることで,数学が苦手な学生に統計分析手法を教える教育が行われているが,実際には手法を学ぶことまでで講義が終わることが多い。本稿では,社会統計教育の目標が社会調査データを用いて社会を理解する試みであるという基本に立ち返り,解釈中心の統計教育の重要性について論じる。...

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Published inコンピュータ&エデュケーション Vol. 34; pp. 12 - 17
Main Author 渡邉, 大輔
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 CIEC 2013
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Summary:本稿の目的は,数学を苦手とする学生を対象とした社会統計教育の問題とその解決について議論することにある。社会調査士資格の導入によって社会統計教育を受ける文系学生が増えている。そこで,平易な数学と統計ソフトを用いることで,数学が苦手な学生に統計分析手法を教える教育が行われているが,実際には手法を学ぶことまでで講義が終わることが多い。本稿では,社会統計教育の目標が社会調査データを用いて社会を理解する試みであるという基本に立ち返り,解釈中心の統計教育の重要性について論じる。
ISSN:2186-2168
2188-6962
DOI:10.14949/konpyutariyoukyouiku.34.12