Survival and Development of the First Instar Larvae of the Big-eyed Bug, Piocoris varius (Uhler) Fed on Different Amounts of the Second Instar Larvae of the Western Flower Thrips, Frankliniella occidentalis (Pergande)
ミカンキイロアザミウマ2齢幼虫を餌として用い, 給餌量の違いがオオメカメムシ1齢幼虫の生存と発育に与える影響について調査した。1齢期の発育を完了した個体の割合は無給餌区, 0.125頭/日給餌区 (8日に1頭), 0.25頭/日給餌区 (4日に1頭), 0.5頭/日給餌区 (2日に1頭) では0%, 1頭/日給餌区で67%, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区および8頭/日給餌区では90%以上であった。2齢に脱皮した個体の1齢期間は, 1頭/日給餌区で有意に延長し, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区, 8頭/日給餌区の間では有意な差はなかった。2齢脱皮後の頭幅は, 1頭/日給餌区で有意に小さく,...
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Published in | Annual Report of the Kanto-Tosan Plant Protection Society Vol. 2007; no. 54; pp. 105 - 108 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
The Kanto-Tosan Plant Protection Society
2007
関東東山病害虫研究会 |
Online Access | Get full text |
ISSN | 1347-1899 1884-2879 |
DOI | 10.11337/ktpps1999.2007.105 |
Cover
Summary: | ミカンキイロアザミウマ2齢幼虫を餌として用い, 給餌量の違いがオオメカメムシ1齢幼虫の生存と発育に与える影響について調査した。1齢期の発育を完了した個体の割合は無給餌区, 0.125頭/日給餌区 (8日に1頭), 0.25頭/日給餌区 (4日に1頭), 0.5頭/日給餌区 (2日に1頭) では0%, 1頭/日給餌区で67%, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区および8頭/日給餌区では90%以上であった。2齢に脱皮した個体の1齢期間は, 1頭/日給餌区で有意に延長し, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区, 8頭/日給餌区の間では有意な差はなかった。2齢脱皮後の頭幅は, 1頭/日給餌区で有意に小さく, 2頭/日給餌区, 4頭/日給餌区, 8頭/日給餌区の間では有意な差はなかった。以上の結果から, オオメカメムシ1齢幼虫の正常な発育には, ミカンキイロアザミウマ2齢幼虫を餌とした場合1日あたり2頭以上の捕食が必要であることが明らかになった。 |
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ISSN: | 1347-1899 1884-2879 |
DOI: | 10.11337/ktpps1999.2007.105 |