デジタル絵本を用いた発達障害児への役割取得能力トレーニングの可能性 特別支援学級におけるパイロットスタディ

本研究では特別支援学級に在籍する男児1名を対象に,児童自身が主体的に役割取得能力トレーニングを行うことができる教材として,タブレット端末を用いたトレーニング用デジタル絵本を作成し,その効果を検証した。対象児は5日間連続で計5つの物語課題について担任教諭と共にトレーニングを行った。その結果,パイロットスタディの段階ではあるが,1)対象児の役割取得能力の1段階上の発達段階への向上 2)教諭の自由記述による対象児のポジティブな行動変化 3)対象児の主体的なトレーニングへの参加が確認された。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published inコンピュータ&エデュケーション Vol. 45; pp. 73 - 78
Main Author 本間, 優子
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 CIEC 01.12.2018
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN2186-2168
2188-6962
DOI10.14949/konpyutariyoukyouiku.45.73

Cover

More Information
Summary:本研究では特別支援学級に在籍する男児1名を対象に,児童自身が主体的に役割取得能力トレーニングを行うことができる教材として,タブレット端末を用いたトレーニング用デジタル絵本を作成し,その効果を検証した。対象児は5日間連続で計5つの物語課題について担任教諭と共にトレーニングを行った。その結果,パイロットスタディの段階ではあるが,1)対象児の役割取得能力の1段階上の発達段階への向上 2)教諭の自由記述による対象児のポジティブな行動変化 3)対象児の主体的なトレーニングへの参加が確認された。
ISSN:2186-2168
2188-6962
DOI:10.14949/konpyutariyoukyouiku.45.73