地域医療における病診連携に関する検討: 第1報 現状分析と問題点

今回我々は, 病診連携を推進する上で, 開業歯科医師及び病院歯科医師の意識及び実態を把握するためのアンケート調査を行った。その結果, 以下のことが判明した。 1: 病院歯科医師と開業歯科医師ともに医療法や地域保健医療計画の認知度が必ずしも高くなく, その認知度に差がある。このことが今後の地域保健医療計画の推進への障害となりうるので同計画の認知度の向上が望まれる。 2: 地域保健医療計画の認知度が向上すれば, 地域歯科医療での病診連携を充実しうることが推測される。 3: 個人的病診連携ではなく, 組織的な病診連携を推進する必要がある。...

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Bibliographic Details
Published in有病者歯科医療 Vol. 6; no. 2; pp. 33 - 41
Main Authors 西田, 功, 佐々木, 成高, 角, 保徳
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本有病者歯科医療学会 30.06.1998
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ISSN0918-8150
1884-667X
DOI10.11255/jjmcp1992.6.33

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Summary:今回我々は, 病診連携を推進する上で, 開業歯科医師及び病院歯科医師の意識及び実態を把握するためのアンケート調査を行った。その結果, 以下のことが判明した。 1: 病院歯科医師と開業歯科医師ともに医療法や地域保健医療計画の認知度が必ずしも高くなく, その認知度に差がある。このことが今後の地域保健医療計画の推進への障害となりうるので同計画の認知度の向上が望まれる。 2: 地域保健医療計画の認知度が向上すれば, 地域歯科医療での病診連携を充実しうることが推測される。 3: 個人的病診連携ではなく, 組織的な病診連携を推進する必要がある。
ISSN:0918-8150
1884-667X
DOI:10.11255/jjmcp1992.6.33