多様な働き方のメンバーで構成される職場でのチームワーク サイボウズ株式会社の事例

本稿では,サイボウズ株式会社オウンドメディア編集部の事例を取り上げ,チームワークの構成要素である「行動」「認知」「態度」の観点から,多様な働き方のメンバーで構成される職場におけるチームワークを機能させる取り組みを調査した.同職場でチームワークが働くようになっていった過程において,1on1などリーダーからの働きかけと日常的な振り返りの仕組化(行動)によって,メンバー同士での相互理解の促進(認知),チームの心理的安全性の醸成(態度),といった変化が生じていた可能性が示唆された.また実践上の工夫として,フィードバックに関するグラウンドルールが設定されていた....

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Published inグロービス経営大学院紀要 Vol. 2; pp. 87 - 97
Main Authors 石田, 俊輔, 石橋, 直美, 長谷川, 悦子, 神山, 祐紀, 竹内, 秀太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 学校法人 グロービス経営大学院大学 30.11.2023
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ISSN2758-4046
DOI10.57433/globis.2.0_87

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Summary:本稿では,サイボウズ株式会社オウンドメディア編集部の事例を取り上げ,チームワークの構成要素である「行動」「認知」「態度」の観点から,多様な働き方のメンバーで構成される職場におけるチームワークを機能させる取り組みを調査した.同職場でチームワークが働くようになっていった過程において,1on1などリーダーからの働きかけと日常的な振り返りの仕組化(行動)によって,メンバー同士での相互理解の促進(認知),チームの心理的安全性の醸成(態度),といった変化が生じていた可能性が示唆された.また実践上の工夫として,フィードバックに関するグラウンドルールが設定されていた.
ISSN:2758-4046
DOI:10.57433/globis.2.0_87