43年前より胸部異常陰影を指摘された巨大な良性限局性胸膜中皮腫の1例

43年前より, 胸部異常影を指摘されていた63歳の男性が精査目的に入院した. 胸部写真では右下肺野に腫瘤影を認め, 理学的所見, 血液検査では異常は認められなかった. 気管支造影にて肺外の腫瘍と診断し, 開胸, 腫瘍摘出術を行った. 腫瘍は10×8×6cmで壁側胸膜, 臓側胸膜に癒着していた. 組織学的に良性胸膜中皮腫と診断した....

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Published in日本胸部疾患学会雑誌 Vol. 26; no. 9; pp. 1000 - 1004
Main Authors 水越, 和夫, 福井, 俊夫, 遠藤, 敦, 本間, 聡起, 戸泉, 篤, 奥井, 津二, 栗島, 節子, 松山, 淳, 佐藤, 敏美
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 社団法人 日本呼吸器学会 25.09.1988
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Summary:43年前より, 胸部異常影を指摘されていた63歳の男性が精査目的に入院した. 胸部写真では右下肺野に腫瘤影を認め, 理学的所見, 血液検査では異常は認められなかった. 気管支造影にて肺外の腫瘍と診断し, 開胸, 腫瘍摘出術を行った. 腫瘍は10×8×6cmで壁側胸膜, 臓側胸膜に癒着していた. 組織学的に良性胸膜中皮腫と診断した.
ISSN:0301-1542
1883-471X
DOI:10.11389/jjrs1963.26.9_1000