Interpleural Analgesiaの合併症 肋間腔へのカテーテル迷入

胸腔内局麻薬注入用のカテーテルガ,肋間腔へ迷入した一例を経験した.0.5%ブピバカイン15mlの投与で疼痛は軽減せず,不穏状態から呼吸抑制,さらに意識消失が起こりカテーテルの迷入が判明した. 胸腔内へのカテーテルの挿入に際し,肋間腔を胸腔と誤認する可能性が示唆され,局麻薬注入前にはカテーテルが胸腔内にあることを確認する必要があると思われた....

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Published in日本臨床麻酔学会誌 Vol. 12; no. 7; pp. 792 - 795
Main Authors 川真田, 樹人, 宮部, 雅幸, 塚本, 哲生, 中江, 裕里, 佐藤, 紀, 並木, 昭義
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 日本臨床麻酔学会 1992
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Summary:胸腔内局麻薬注入用のカテーテルガ,肋間腔へ迷入した一例を経験した.0.5%ブピバカイン15mlの投与で疼痛は軽減せず,不穏状態から呼吸抑制,さらに意識消失が起こりカテーテルの迷入が判明した. 胸腔内へのカテーテルの挿入に際し,肋間腔を胸腔と誤認する可能性が示唆され,局麻薬注入前にはカテーテルが胸腔内にあることを確認する必要があると思われた.
ISSN:0285-4945
1349-9149
DOI:10.2199/jjsca.12.792