鶴見大学歯学部附属病院における救命救急講習の取り組み

鶴見大学歯学部附属病院に勤務する歯科医師に5時間30分の一次救命処置講習会を計画し平成17年7月~平成18年7月までに, 12回 (144名) 行った. 講習会終了後にアンケート調査を行ったところ今までに救急蘇生が必要な状況に遭遇した受講者は全体の25%であった. その内訳は, 歯科診療中が43%, 家庭内が22%, 駅や電車の車内, 海水浴場, レストラン等が35%とさまざまであった. 今後, 救急の場面に遭遇した場合, 救命処置ができそうだとの回答は93%であった. またこのような講習会があれば受講したいとの回答は92%であった. この講習会を契機として救命救急教育は普及したと考えられた....

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Published in有病者歯科医療 Vol. 16; no. 2; pp. 69 - 75
Main Authors 石井, 宏昭, 斉藤, 知之, 飯田, 尚紀, 島田, 利加子, 鈴木, 麻美, 園山, 智生, 瀬戸, 皖一, 笹尾, 真美, 高野, 宏二
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本有病者歯科医療学会 31.08.2007
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ISSN0918-8150
1884-667X
DOI10.11255/jjmcp1992.16.69

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Summary:鶴見大学歯学部附属病院に勤務する歯科医師に5時間30分の一次救命処置講習会を計画し平成17年7月~平成18年7月までに, 12回 (144名) 行った. 講習会終了後にアンケート調査を行ったところ今までに救急蘇生が必要な状況に遭遇した受講者は全体の25%であった. その内訳は, 歯科診療中が43%, 家庭内が22%, 駅や電車の車内, 海水浴場, レストラン等が35%とさまざまであった. 今後, 救急の場面に遭遇した場合, 救命処置ができそうだとの回答は93%であった. またこのような講習会があれば受講したいとの回答は92%であった. この講習会を契機として救命救急教育は普及したと考えられた.
ISSN:0918-8150
1884-667X
DOI:10.11255/jjmcp1992.16.69