Fluticasone propionate点鼻液の臨床的検討 (第2報) 通年性鼻アレルギーに対する至適用法・用量の検討

• Published in: 耳鼻と臨床 Vol. 38; no. 3Supplement1; pp. 431 - 457
• Main Authors: 奥田, 稔, 海野, 徳二, 佐々木, 好久, 冨田, 寛, 馬場, 駿吉, 松永, 亨, 犬山, 征夫, 福田, 諭, 形浦, 昭克, 朝倉, 光司, 高橋, 光明, 北南, 和彦, 奥出, 芳博, 柳内, 統, 永井, 政男, 池野, 敬一, 松原, 篤, 高坂, 知節, 柴原, 義博, 稲村, 直樹, 馬場, 廣太郎, 島田, 均, 武藤, 二郎, 大町, 滋, 井上, 鐵三, 藤岡, 正, 清野, 仁, 富山, 俊一, 目澤, 朗憲, 山越, 隆行, 小山, 英明, 山田, 久美子, 牧山, 清, 岡崎, 健二, 野村, 恭也, 水野, 正浩, 洲崎, 春海, 斎藤, 洋三, 石井, 哲夫, 鍋島, みどり, 本多, 芳男, 遠藤, 朝彦, 永倉, 仁史, 臼井, 信郎, 加藤, 明理, 小川, 浩司, 設楽, 哲也, 三宅, 浩郷, 新川, 敦, 木村, 栄成, 服部, 康夫, 梶本, 正子, 竹山, 勇, 上杉, 恵介, 調所, 廣之, 澤木, 修二, 中野, 雄一, 山岸, 益夫, 斎藤, 等, 藤枝, 重治, 矢島, 洋, 高木, 一平, 横田, 明, 伊藤, 弘美, 大屋, 靖彦, 島田, 純一郎, 永田, 総一郎, 岩田, 重信, 石原, 正健, 坂倉, 康夫, 増田, 佐和子, 村上, 泰, 竹中, 洋, 斉藤, 憲治, 久保, 伸夫, 立川, 拓也, 荻野, 敏, 坂口, 喜清, 森松, 圭三, 野瀬, 道宏, 仙波, 治, 大橋, 淑宏, 阪本, 浩一, 田端, 敏秀, 天津, 睦郎, 大村, 文秀, 原田, 康夫, 平川, 勝洋, 二階堂, 真史, 生駒, 尚秋, 鈴木, 健男, 茂木, 五郎, 川内, 秀之, 茶園, 篤男, 石川, 哮, 増山, 敬祐, 定永, 恭明, 大山, 勝, 内薗, 明裕, 鮫島, 篤史
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 耳鼻と臨床会 20.06.1992
• Subjects: 点鼻液; 用法・用量検討; 通年性鼻アレルギー
• ISSN: 0447-7227; 2185-1034
• DOI: 10.11334/jibi1954.38.3Supplement1_431

通年性鼻アレルギー患者を対象として, Fluticasone propionate点鼻液100,200および400μg/日, 1日2回ならびに200μg/日, 1日1回をそれぞれ2週間投与し, 本剤の有効性, 安全性および至適用量・用法を確認した.なお, 1日2回投与の3用量問の比較は二重盲検法により, 200μg/日における1日1回と2回投与の比較はオープンラベル法により検討した. 1.用量検討における最終全般改善度では著明改善率は, それぞれ32, 44および41%であり, 200μg/日以上が100μg/日に比して高い改善率を示した.また, 用法検討においては1日2回投与が1回投与に比し, 有意に優れていた. 2.副作用は215例中2例に認められたがいずれも重篤なものではなかつた.以上の成績より, 本剤の有効性, 安全性が確認され, その至適用量・用法は200μg/日 (50μg各鼻腔1噴霧ずつ1日2回) が適切であると考えられた.