複雑地形における風況測定とモデル化

本論文では, EU一プロジェクト「複雑地形における風況測定とモデル化」において得られた主な結果を示す. その主な内容としては, ・European Wind Atlas Vol .2の準備 (山岳地形における風力エネルギ評価とタービン最適設置に関してとくに詳細に扱う.) ・包括的なデータベース (CD-ROM版) の確立 (ヨーロッパの地形的, 気候的に複雑な地域における新しい高精度のデータを含む.) が挙げられる.プロジェクトにおいては,下記の事項が実行された. ・現在用いている風況地図の作成手法における限界を定量的に評価する ・風力エネルギ評価のためのnested meso- and mi...

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Published in風力エネルギー Vol. 22; no. 4; pp. 39 - 43
Main Author 長谷川, 豊
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本風力エネルギー学会 1998
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Summary:本論文では, EU一プロジェクト「複雑地形における風況測定とモデル化」において得られた主な結果を示す. その主な内容としては, ・European Wind Atlas Vol .2の準備 (山岳地形における風力エネルギ評価とタービン最適設置に関してとくに詳細に扱う.) ・包括的なデータベース (CD-ROM版) の確立 (ヨーロッパの地形的, 気候的に複雑な地域における新しい高精度のデータを含む.) が挙げられる.プロジェクトにおいては,下記の事項が実行された. ・現在用いている風況地図の作成手法における限界を定量的に評価する ・風力エネルギ評価のためのnested meso- and micro-scale modelsの新しい考え方を確立する ・複雑地形における乱れの推定のための新しいモデルを構築する
ISSN:0387-6217
1884-457X
DOI:10.11333/jwea1977.22.4_39