デジタルマンモグラフィの使用経験について

デジタルマンモグラフィの使用経験について報告する。 当院では2005年3月よりデジタルマンモグラフィを導入した。撮影装置として直接変換方式のLORAD Seleniaを使用,BARCOの5Mの高精細モニタにて診断を行うようになった。デジタルマンモグラフィの特徴として,撮影から画像確認までの時間が少ない,画像処理の条件変更が可能,比較読影が容易である,などが挙げられる。また直接変換方式の画像の特徴として鮮鋭な画像が得られるため,特に石灰化などの描出能に優れている。 初期投資が高額であること,温度管理が必要であることなどデメリットもあるが,遠隔診断システムの構築やcomputer-aided di...

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Published in日本乳癌検診学会誌 Vol. 17; no. 3; pp. 208 - 213
Main Authors 宮城, 由美, 蒔田, 益次郎, 飯島, 耕太郎, 五味, 直哉, 西村, 誠一郎, 森園, 英智, 木村, 聖美, 岩瀬, 拓士, 多田, 敬一郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 特定非営利活動法人 日本乳癌検診学会 30.10.2008
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ISSN0918-0729
1882-6873
DOI10.3804/jjabcs.17.208

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Summary:デジタルマンモグラフィの使用経験について報告する。 当院では2005年3月よりデジタルマンモグラフィを導入した。撮影装置として直接変換方式のLORAD Seleniaを使用,BARCOの5Mの高精細モニタにて診断を行うようになった。デジタルマンモグラフィの特徴として,撮影から画像確認までの時間が少ない,画像処理の条件変更が可能,比較読影が容易である,などが挙げられる。また直接変換方式の画像の特徴として鮮鋭な画像が得られるため,特に石灰化などの描出能に優れている。 初期投資が高額であること,温度管理が必要であることなどデメリットもあるが,遠隔診断システムの構築やcomputer-aided diagnosis(CAD)の導入等も可能であり,デジタルマンモグラフィを用いた新たな展開が期待できる。
ISSN:0918-0729
1882-6873
DOI:10.3804/jjabcs.17.208