超音波検診で発見された胆嚢・胆管癌, 膵臓癌の予後の検討

1986年4月から1998年3月までの一般住民検診及び人間ドックでの超音波検診で発見された胆嚢・胆管癌及び膵臓癌の逐年検診群と初回又は間欠検診群の生存率を比較検討した結果, 両者間に有意差は認められなかった。検診発見癌の生存率を向上させるには, 肝内胆管や総胆管の拡張, 胆石症例, 膵管の拡張など腫瘤性病変以外の副所見にも注意を払って, 精密検査行い, 精検未受診者には粘り強い受診勧奨が必要である。...

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Published in日本消化器集団検診学会雑誌 Vol. 38; no. 5; pp. 608 - 612
Main Authors 赤羽, 賢浩, 小林, 一久, 依田, 芳起, 藤野, 雅之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 日本消化器がん検診学会 15.09.2000
Subjects
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ISSN1345-4110
2186-7321
DOI10.11404/jsgcs2000.38.5_608

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Summary:1986年4月から1998年3月までの一般住民検診及び人間ドックでの超音波検診で発見された胆嚢・胆管癌及び膵臓癌の逐年検診群と初回又は間欠検診群の生存率を比較検討した結果, 両者間に有意差は認められなかった。検診発見癌の生存率を向上させるには, 肝内胆管や総胆管の拡張, 胆石症例, 膵管の拡張など腫瘤性病変以外の副所見にも注意を払って, 精密検査行い, 精検未受診者には粘り強い受診勧奨が必要である。
ISSN:1345-4110
2186-7321
DOI:10.11404/jsgcs2000.38.5_608