5 th Water Quality Conservation Plan for Kasumigaura Lake and Some Subjects for Research

平成18年度に, 第5期の湖沼水質保全計画が改正された湖沼法の下で誕生した。筆者は霞ヶ浦水質保全計画の作成に関わったが, そこでは従来は行ってこなかった長期ビジョン, 長期目標水質の設定に始まり, それを達成するための長期負荷削減計画や基本方針の検討が行われた。すべての汚濁発生源で例外なく負荷削減に取組み,「垂れ流しゼロ」を実現することが目標になった。15年後の下水道整備の完成や小規模事業場への規制拡大, さらに農業での減肥対策や畜産ふん尿の全量適正処理・利用, コイ養殖の適正化が盛り込まれた。これに対応して農畜水産業では早急に実態調査を行って対策計画を作成し実施することが求められている。...

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Bibliographic Details
Published inWater,Land and Environmental Engineering Vol. 76; no. 3; pp. 237 - 240,a2
Main Author TABUCHI, Toshio
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published The Japanese Society of Irrigation Drainage and Rural Engineering 2008
公益社団法人 農業農村工学会
Subjects
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ISSN1882-2770
1884-7196
DOI10.11408/jjsidre2007.76.237

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Summary:平成18年度に, 第5期の湖沼水質保全計画が改正された湖沼法の下で誕生した。筆者は霞ヶ浦水質保全計画の作成に関わったが, そこでは従来は行ってこなかった長期ビジョン, 長期目標水質の設定に始まり, それを達成するための長期負荷削減計画や基本方針の検討が行われた。すべての汚濁発生源で例外なく負荷削減に取組み,「垂れ流しゼロ」を実現することが目標になった。15年後の下水道整備の完成や小規模事業場への規制拡大, さらに農業での減肥対策や畜産ふん尿の全量適正処理・利用, コイ養殖の適正化が盛り込まれた。これに対応して農畜水産業では早急に実態調査を行って対策計画を作成し実施することが求められている。
ISSN:1882-2770
1884-7196
DOI:10.11408/jjsidre2007.76.237