Telemedicineを用いた新しい家庭血圧管理システム 家庭血圧による降圧効果比較試験 (照る照る坊主)
近年の社会情勢はこの数年で大きな変化を遂げており, その中心となっているものが高度情報化の波である. すでにサービス産業や製造業ではこの情報技術(Information Technology, IT)の進歩に伴い大きな変化を遂げてきた. この変化は百年前に英国で発生した産業革命以上の変化であり, 医療産業においてもその波はさけられないものとなっている1). その一つに電子カルテの導入, 医療情報の氾濫などがあげられるが, 医療自体は個々の患者を対象とするものであり, 人対人が基本であることからサービス産業や製造業のようにすんなりとはいかないのが実情である. このようなITの流れをいかにうまく利...
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Published in | 日本循環器病予防学会誌 Vol. 40; no. 3; pp. 190 - 198 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
社団法人 日本循環器管理研究協議会
31.10.2005
日本循環器管理研究協議会 |
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ISSN | 1346-6267 |
DOI | 10.11381/jjcdp2001.40.190 |
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Summary: | 近年の社会情勢はこの数年で大きな変化を遂げており, その中心となっているものが高度情報化の波である. すでにサービス産業や製造業ではこの情報技術(Information Technology, IT)の進歩に伴い大きな変化を遂げてきた. この変化は百年前に英国で発生した産業革命以上の変化であり, 医療産業においてもその波はさけられないものとなっている1). その一つに電子カルテの導入, 医療情報の氾濫などがあげられるが, 医療自体は個々の患者を対象とするものであり, 人対人が基本であることからサービス産業や製造業のようにすんなりとはいかないのが実情である. このようなITの流れをいかにうまく利用し, これからの医療に反映してゆくかが今後の課題と言える. -, 方本邦の平均寿命が世界でも一, 二をあらそうレベルであることは良く知られているが, それが本邦の良好な医療制度によるものであることを認識している国民は少ない. しかしそのために社会の高齢化が急激に進んでおり, 出生率の減少と相まってこれからの社会は高齢者中心の社会となる2). |
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ISSN: | 1346-6267 |
DOI: | 10.11381/jjcdp2001.40.190 |