白色光レーザーの新局面と課題 開発の歴史と実用化へのアプローチをふまえて

赤,緑,青の三原色レーザー光を同時に発振し,あらゆる天然色を再生できる白色光レーザーが成功裡にカラープリンターに応用され,実用化の段階にさしかかった.原理の変遷と開発の歴史を振りかえり,白色光レーザーに求められる新局面と課題を掘りおこす.次段階の目標である白色光レーザービームの高速直接変調に向けていくつかの新原理を提案する.従来のホローカソード形He-Cd+白色光レーザーより2~3桁出力が大きく,新方式高出力白色光レーザーとしての可能牲を有するSr+再結合レーザー(青), Cu蒸気(緑)およびAu蒸気(赤)中性原子レーザーの組み合せを模索する....

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Published in応用物理 Vol. 55; no. 12; pp. 1124 - 1137
Main Author 藤井, 寛一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 応用物理学会 10.12.1986
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Summary:赤,緑,青の三原色レーザー光を同時に発振し,あらゆる天然色を再生できる白色光レーザーが成功裡にカラープリンターに応用され,実用化の段階にさしかかった.原理の変遷と開発の歴史を振りかえり,白色光レーザーに求められる新局面と課題を掘りおこす.次段階の目標である白色光レーザービームの高速直接変調に向けていくつかの新原理を提案する.従来のホローカソード形He-Cd+白色光レーザーより2~3桁出力が大きく,新方式高出力白色光レーザーとしての可能牲を有するSr+再結合レーザー(青), Cu蒸気(緑)およびAu蒸気(赤)中性原子レーザーの組み合せを模索する.
ISSN:0369-8009
2188-2290
DOI:10.11470/oubutsu1932.55.1124