運動負荷心電図と負荷201Tl心筋シンチグラムとの対比

Master2階段試験: および仰位自転車エルゴメータと負荷T4シソチグラムの結果を比較した。 Master2階段運動負荷の陽性をST接合部0.5mm降下でとると, 負荷T4シソチグラムを基礎とした際のsensitivity, specificity, predictiv evalueは, 冠動脈造影法のそれと近似していた。自転車エルゴメータによる運動負荷試験と負荷Teシンチグラムではspeciticityがやや劣るが, ほぼ同様の結果であった。運動負荷心電図偽陽性例には, 神経循環無力症, 高血圧, 更年期障害の症例が, 半数以上を占め, 運動負荷心電図判定の際に示唆を与える結果を得た。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in心電図 Vol. 3; no. 4; pp. 471 - 481
Main Authors 佐藤, 博紀, 益海, 信一朗, 橋本, 通, 兼坂, 茂, 加藤, 敏平, 春見, 建一
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 一般社団法人 日本不整脈心電学会 31.07.1983
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:Master2階段試験: および仰位自転車エルゴメータと負荷T4シソチグラムの結果を比較した。 Master2階段運動負荷の陽性をST接合部0.5mm降下でとると, 負荷T4シソチグラムを基礎とした際のsensitivity, specificity, predictiv evalueは, 冠動脈造影法のそれと近似していた。自転車エルゴメータによる運動負荷試験と負荷Teシンチグラムではspeciticityがやや劣るが, ほぼ同様の結果であった。運動負荷心電図偽陽性例には, 神経循環無力症, 高血圧, 更年期障害の症例が, 半数以上を占め, 運動負荷心電図判定の際に示唆を与える結果を得た。
ISSN:0285-1660
1884-2437
DOI:10.5105/jse.3.471