第8回大分国際車椅子マラソン大会 参加選手の競技成績と身体的特性の比較

1988年に行われた第8回大分国際車椅子マラソン大会に於て,競技成績と参加選手の身体計測値との関係について検討を行った。対象は,外傷性脊髄損傷者で上位50位以内でフルマラソンを完走した男性37名とした。大会開始1〜2日前にアンケート調査と体力医学的調査を行い,選手個人の身体的特性を求めた。得られた12項目の測定値を説明変数,秒単位のマラソン完走タイムを目的変数とし,多変量解析を用いて両者の関係を検討した。変数増減法による重回帰分析の結果,上肢長と肺活量から得られた回帰式が完走タイムを最もよく説明することが認められた。...

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Published in理学療法学 Vol. 18; no. 5; pp. 543 - 547
Main Authors 畑田, 和男, 小林, 順一, 高橋, 寛, 緒方, 甫, 大川, 裕行
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本理学療法士学会 10.09.1991
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ISSN0289-3770
2189-602X
DOI10.15063/rigaku.KJ00001306373

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Summary:1988年に行われた第8回大分国際車椅子マラソン大会に於て,競技成績と参加選手の身体計測値との関係について検討を行った。対象は,外傷性脊髄損傷者で上位50位以内でフルマラソンを完走した男性37名とした。大会開始1〜2日前にアンケート調査と体力医学的調査を行い,選手個人の身体的特性を求めた。得られた12項目の測定値を説明変数,秒単位のマラソン完走タイムを目的変数とし,多変量解析を用いて両者の関係を検討した。変数増減法による重回帰分析の結果,上肢長と肺活量から得られた回帰式が完走タイムを最もよく説明することが認められた。
ISSN:0289-3770
2189-602X
DOI:10.15063/rigaku.KJ00001306373