理想的なチーム医療を行うために チーム医療における看護師の関与

頭頸部癌の場合では治療方針の決定, 治療中, 治療後と一連の治療過程の中で看護師は大きな役割を果たしており, チームとして医師と看護師が連携し有機的に機能することが治療を行っていく上で非常に大切である。治療過程を治療方針の決定まで, 治療中, 治療後の3つに分けて北海道大学の実際を紹介した。 医師・看護師が連携しあって患者・家族の希望や病気に対する理解を把握して, 患者・家族に十分な説明を行い治療方針を最終的に決定していくように心がけている。 合同カンファレンスを行い, お互いに患者に対する理解を深めたり, 我々が看護師に対して耳鼻咽喉科・頭頸部外科についての勉強会を行うなどの努力をしている。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in頭頸部癌 Vol. 30; no. 3; pp. 391 - 394
Main Authors 永橋, 立望, 古田, 康, 折舘, 伸彦, 本間, 明宏, 鈴木, 章之, 樋口, 栄作, 福田, 諭
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本頭頸部癌学会 2004
Subjects
Online AccessGet full text
ISSN1349-5747
1881-8382
DOI10.5981/jjhnc.30.391

Cover

More Information
Summary:頭頸部癌の場合では治療方針の決定, 治療中, 治療後と一連の治療過程の中で看護師は大きな役割を果たしており, チームとして医師と看護師が連携し有機的に機能することが治療を行っていく上で非常に大切である。治療過程を治療方針の決定まで, 治療中, 治療後の3つに分けて北海道大学の実際を紹介した。 医師・看護師が連携しあって患者・家族の希望や病気に対する理解を把握して, 患者・家族に十分な説明を行い治療方針を最終的に決定していくように心がけている。 合同カンファレンスを行い, お互いに患者に対する理解を深めたり, 我々が看護師に対して耳鼻咽喉科・頭頸部外科についての勉強会を行うなどの努力をしている。 また, “チーム医療”を成功させるためには, スタッフ間の信頼関係が必要であり, そのためには意思の疎通が大切である。医師と看護師が連携し同じ方向に向かって努力していくことにより, より良い医療を提供できるようになるものと考える。
ISSN:1349-5747
1881-8382
DOI:10.5981/jjhnc.30.391