先進的ビジネスモデル/商品発想への機械工学分野の発明技法‘TRIZ’の適用 高い顧客満足を得られる商品開発に関する研究 (1)
「1. はじめに」企業を取り巻く環境の変化は激しい. しかし, 他社に先駆けて, 他社の追随を許さない新しいビジネスモデル/商品を創ることができれば, 競争優位に立てる可能性がある. ただし, そのためには, 新しいビジネスモデル/商品を発想し, それを顧客が受け入れ, さらに提供されたものに満足する必要がある. 一方, 顧客の視点で見てみると, 世の中の変化に伴って商品やサービスの品質の捉え方は変化しており[注1], さらには, どのように品質がよい商品であっても, 魅力的でなければ顧客満足度は上がらない[注2]. 本論文は, 最終的に顧客満足を得られる商品を世に出すプロセスのうち, 顧客が...
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Published in | 感性工学研究論文集 Vol. 4; no. 2; pp. 67 - 76 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本感性工学会
2004
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ISSN | 1346-1958 1884-524X |
DOI | 10.5057/jjske2001.4.2_67 |
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Summary: | 「1. はじめに」企業を取り巻く環境の変化は激しい. しかし, 他社に先駆けて, 他社の追随を許さない新しいビジネスモデル/商品を創ることができれば, 競争優位に立てる可能性がある. ただし, そのためには, 新しいビジネスモデル/商品を発想し, それを顧客が受け入れ, さらに提供されたものに満足する必要がある. 一方, 顧客の視点で見てみると, 世の中の変化に伴って商品やサービスの品質の捉え方は変化しており[注1], さらには, どのように品質がよい商品であっても, 魅力的でなければ顧客満足度は上がらない[注2]. 本論文は, 最終的に顧客満足を得られる商品を世に出すプロセスのうち, 顧客が気づいていない先進的なビジネスモデル/商品を発想する段階において有効な手法を, 新しい観点で開発したことについて論じたものである. 本論文においては, 「企業」はビジネスモデル/商品の提供者, 「顧客」はそれの最終受益者を示す. 従来, 新しいビジネスモデル/商品の発想には, 主として2つの方法が取られていた. |
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ISSN: | 1346-1958 1884-524X |
DOI: | 10.5057/jjske2001.4.2_67 |