レジンストリップによる不飽和血清鉄結合能測定に関する究研

レジンストリップを用いた不飽和鉄結合能 (UIBC) 測定法について検討した。 本法は室温で操作でき, インキュべーション温度, 時間は厳密である必要はなく, 室温の低い場合は時間を延長すれば補正できる。血清量を正確にとれば, 再現性はかなり良好であった。 正常人のUIBC値を測定した結果では, 大部分が150~250μg/dlであり, 甲状腺機能充進症のUIBC値はより高値を示した例が多く, 悪性腫瘍では今回の症例では正常値を示した例が多かった。...

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Published inRADIOISOTOPES Vol. 22; no. 12; pp. 707 - 713
Main Authors 円尾, 邦信, 長瀬, 勝也
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本アイソトープ協会 15.12.1973
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ISSN0033-8303
1884-4111
DOI10.3769/radioisotopes.22.12_707

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Summary:レジンストリップを用いた不飽和鉄結合能 (UIBC) 測定法について検討した。 本法は室温で操作でき, インキュべーション温度, 時間は厳密である必要はなく, 室温の低い場合は時間を延長すれば補正できる。血清量を正確にとれば, 再現性はかなり良好であった。 正常人のUIBC値を測定した結果では, 大部分が150~250μg/dlであり, 甲状腺機能充進症のUIBC値はより高値を示した例が多く, 悪性腫瘍では今回の症例では正常値を示した例が多かった。
ISSN:0033-8303
1884-4111
DOI:10.3769/radioisotopes.22.12_707