無線電話の變調に關する研究

本編は無線電信電話變調法に就いて著者の行つた實驗の大要の記録である。最初に變調法の諸方法を擧げ、其或物につき主要な特性を述べた。次にブラウン管により行つた試驗について記述し、所謂定電流法に關する著者の所見を書いた。また鐵心變調器の一例をも示した。グリツド變調法は多少發振制御法によるので時に變歪を伴ふものであるが、著者は高周波振動を同時に吸收する變調管に依るグリツド變調法を試驗した。此方法は廣い範圍に變歪を伴はぬのみならず交流繊條點火の時に用ひ得られ、また同時送受信の送話機に適してゐるものである。...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in電氣學會雜誌 Vol. 48; no. 474; pp. 53 - 69
Main Author 千葉, 茂太郎
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 一般社団法人 電気学会 1928
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:本編は無線電信電話變調法に就いて著者の行つた實驗の大要の記録である。最初に變調法の諸方法を擧げ、其或物につき主要な特性を述べた。次にブラウン管により行つた試驗について記述し、所謂定電流法に關する著者の所見を書いた。また鐵心變調器の一例をも示した。グリツド變調法は多少發振制御法によるので時に變歪を伴ふものであるが、著者は高周波振動を同時に吸收する變調管に依るグリツド變調法を試驗した。此方法は廣い範圍に變歪を伴はぬのみならず交流繊條點火の時に用ひ得られ、また同時送受信の送話機に適してゐるものである。
ISSN:0020-2878
2187-6797
DOI:10.11526/ieejjournal1888.48.53