減圧水槽とポンプを考慮した数理計画法によるパイプラインの最適口径選定

パイプラインの計画・設計において, 最適な送配水システムを得るためには, 地形的・水理的な拘束条件を満足し, かっ減圧水槽やポンプ場などの基幹水利施設を含めたパイプラインシステム全体での最適化がなされるような経済的な口径配列を求める必要がある.そこで, 中間水利施設のない自然流下系パイプラインについてコストポテンシャル法 (CP法), 線形計画法 (LP法) 及び動的計画法 (DP法) の適用を試みた計算例を紹介する.さらに, 減圧水槽を有するセミクローズドパイプラインと中継ポンプを有するポンプ圧送パイプラインについて, LP法を適用して口径選定を行う場合にダミー管路を使用した水利施設の取扱い...

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in農業土木学会論文集 Vol. 2001; no. 212; pp. 199 - 208,a3
Main Authors 稲垣, 仁根, 藤澤, 豊, 秋吉, 康弘, 山村, 善洋
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社団法人 農業農村工学会 25.04.2001
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:パイプラインの計画・設計において, 最適な送配水システムを得るためには, 地形的・水理的な拘束条件を満足し, かっ減圧水槽やポンプ場などの基幹水利施設を含めたパイプラインシステム全体での最適化がなされるような経済的な口径配列を求める必要がある.そこで, 中間水利施設のない自然流下系パイプラインについてコストポテンシャル法 (CP法), 線形計画法 (LP法) 及び動的計画法 (DP法) の適用を試みた計算例を紹介する.さらに, 減圧水槽を有するセミクローズドパイプラインと中継ポンプを有するポンプ圧送パイプラインについて, LP法を適用して口径選定を行う場合にダミー管路を使用した水利施設の取扱い方法を提案し, 計算例を紹介する.
ISSN:0387-2335
1884-7234
DOI:10.11408/jsidre1965.2001.199