切除不能進行再発膵癌4 例に対する gemcitabine+erlotinib 併用療法の経験 特に副作用の抑制とコンプライアンスに関して
切除不能進行再発膵癌患者4 名に対し,ゲムシタビン塩酸塩とエルロチニブ塩酸塩との併用療法を行い,副作用と薬剤コンプライアンスについて検討した.有害事象として食思不振を3 例認めた.2 例はエルロチニブの投与量を減量しプロトコールを継続できた.1 例では23 か月の生存が得られた.エルロチニブ投与量の調節による薬剤コンプライアンス維持は抗腫瘍効果に影響を与える可能性が示唆された....
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Published in | 日大医学雑誌 Vol. 74; no. 3; pp. 106 - 108 |
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Main Authors | , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本大学医学会
01.06.2015
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Subjects | |
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ISSN | 0029-0424 1884-0779 |
DOI | 10.4264/numa.74.106 |
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Summary: | 切除不能進行再発膵癌患者4 名に対し,ゲムシタビン塩酸塩とエルロチニブ塩酸塩との併用療法を行い,副作用と薬剤コンプライアンスについて検討した.有害事象として食思不振を3 例認めた.2 例はエルロチニブの投与量を減量しプロトコールを継続できた.1 例では23 か月の生存が得られた.エルロチニブ投与量の調節による薬剤コンプライアンス維持は抗腫瘍効果に影響を与える可能性が示唆された. |
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ISSN: | 0029-0424 1884-0779 |
DOI: | 10.4264/numa.74.106 |