Scintiscoringによる肺がんの半定量67Ga scanの臨床的有用性について―がん病巣と肝臓の放射能比

• Published in: RADIOISOTOPES Vol. 27; no. 9; pp. 520 - 526
• Main Authors: 奥山, 信一, 佐藤, 多智雄, 福田, 寛, 宍戸, 文男, 武田, 俊平, 粟野, 隆行, 松沢, 大樹
• Format: Journal Article
• Language: Japanese
• Published: 公益社団法人 日本アイソトープ協会 15.09.1978
• ISSN: 0033-8303; 1884-4111
• DOI: 10.3769/radioisotopes.27.9_520

全身の67Gaの相対的分布を指標とするという意味をこめて, がん病巣と肝臓の放射能比を検索するscintiscoring法を提案した。 本法は簡単に実施できるのみならず, 再現性が高く, とくに放射線治療などの治療効果の目安となる。がん病巣の局在, 広がりの診断にも役立つ。経日的変化の追跡を半定量的に実施できるのも大きな特徴である。全身スキャナーを利用すればいっそう有用と考えられる。