鉄銅および鉄合金中の微量炭素の簡易定量法

鉄鋼および鉄合金中の微量炭素(0.1%以下)を正確かつ迅速に定量するため,試料0.5~1gを採り燃焼により発生したCO2ガスを液体空気にて冷却せるトラップを通し凝縮固化する.凝縮固化後,定量部分を真空としてから一定容積のなかに気化拡散せしめマノメーターの読みより定量する. 低炭素鋼は標準偏差平均0.0005%で重量法による結果とよく一致しまた金属クロム,金属マンガンもよく一致した結果をあたえた.本法による所要時間は24~26分である....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in分析化学 Vol. 6; no. 10; pp. 650 - 654
Main Authors 後藤, 秀弘, 渡辺, 俊雄, 鈴木, 恭平
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本分析化学会 1957
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:鉄鋼および鉄合金中の微量炭素(0.1%以下)を正確かつ迅速に定量するため,試料0.5~1gを採り燃焼により発生したCO2ガスを液体空気にて冷却せるトラップを通し凝縮固化する.凝縮固化後,定量部分を真空としてから一定容積のなかに気化拡散せしめマノメーターの読みより定量する. 低炭素鋼は標準偏差平均0.0005%で重量法による結果とよく一致しまた金属クロム,金属マンガンもよく一致した結果をあたえた.本法による所要時間は24~26分である.
ISSN:0525-1931
DOI:10.2116/bunsekikagaku.6.650