参議院選挙投票率の推移 選挙動員効果からみた亥年現象

亥年現象は,これまで保守系地方議員の選挙動員が低下することにより生起するとされてきた。この論理は,有権者に対する選挙動員の影響力が強いことを暗黙裏に前提条件としている。本稿では,そのような前提条件が大部分の政党で成り立たないことを検証し,亥年現象の生起する過程を新たな視点から捉え直す。またこれらの作業を通して,2007年に亥年現象がなぜ起こらなかったのかをシミュレーションから検証する。...

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Published in選挙研究 Vol. 24; no. 1; pp. 69 - 94
Main Author 三船, 毅
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本選挙学会 2008
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ISSN0912-3512
1884-0353
DOI10.14854/jaes.24.1_69

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Summary:亥年現象は,これまで保守系地方議員の選挙動員が低下することにより生起するとされてきた。この論理は,有権者に対する選挙動員の影響力が強いことを暗黙裏に前提条件としている。本稿では,そのような前提条件が大部分の政党で成り立たないことを検証し,亥年現象の生起する過程を新たな視点から捉え直す。またこれらの作業を通して,2007年に亥年現象がなぜ起こらなかったのかをシミュレーションから検証する。
ISSN:0912-3512
1884-0353
DOI:10.14854/jaes.24.1_69