膝下動脈病変に対する血管内治療における小口径シースレスガイディング カテーテル(Parent Plus45TM)の有効性:対側大腿動脈アプローチでの検討
要 旨:2009年4月から2010年5月までの対側大腿動脈アプローチにて膝下動脈病変のみを治療した重症虚血肢の患者15例,17患肢,22病変を対象とした。全例小口径シースレスガイディングカテーテル(Parent Plus45TM)を使用したがすべて患側の膝窩動脈まで挿入でき,病変成功率は95%,初期成功率は100%で,合併症は認めなかった。膝下動脈病変に対する血管内治療の治療戦略として,4.5 Frである小口径シースレスガイディングカテーテル(Parent Plus45TM)を使用し対側大腿動脈アプローチにて行うことは,低侵襲で満足のいく治療法である。...
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Published in | 脈管学 Vol. 52; no. February; pp. 79 - 84 |
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Main Authors | , , , , , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本脈管学会
10.02.2012
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Subjects | |
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ISSN | 0387-1126 1880-8840 |
DOI | 10.7133/jca.52.79 |
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Summary: | 要 旨:2009年4月から2010年5月までの対側大腿動脈アプローチにて膝下動脈病変のみを治療した重症虚血肢の患者15例,17患肢,22病変を対象とした。全例小口径シースレスガイディングカテーテル(Parent Plus45TM)を使用したがすべて患側の膝窩動脈まで挿入でき,病変成功率は95%,初期成功率は100%で,合併症は認めなかった。膝下動脈病変に対する血管内治療の治療戦略として,4.5 Frである小口径シースレスガイディングカテーテル(Parent Plus45TM)を使用し対側大腿動脈アプローチにて行うことは,低侵襲で満足のいく治療法である。 |
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ISSN: | 0387-1126 1880-8840 |
DOI: | 10.7133/jca.52.79 |