組織における違反と職業威信 有職者を対象としたサンプリング調査から

本研究では,組織における違反の背景に職業威信を位置づけ,職場風土,職業属性,個人属性と合わせて関連を検討することを目的としている.サンプリングによって抽出した501人の成人男女の回答を分析した結果,不正かばいあいの違反経験は,違反を抑制する雰囲気のある職場であるほど少なくなっていた.その一方,自分の職業について社会的責任が高いと考えている回答者ほど,違反を経験する傾向のあることが明らかとなった....

Full description

Saved in:
Bibliographic Details
Published in社会技術研究論文集 Vol. 3; pp. 111 - 117
Main Authors 上瀬, 由美子, 下村, 英雄, 今野, 裕之, 堀, 洋元, 岡本, 浩一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 社会技術研究会 2005
Subjects
Online AccessGet full text

Cover

Loading…
More Information
Summary:本研究では,組織における違反の背景に職業威信を位置づけ,職場風土,職業属性,個人属性と合わせて関連を検討することを目的としている.サンプリングによって抽出した501人の成人男女の回答を分析した結果,不正かばいあいの違反経験は,違反を抑制する雰囲気のある職場であるほど少なくなっていた.その一方,自分の職業について社会的責任が高いと考えている回答者ほど,違反を経験する傾向のあることが明らかとなった.
ISSN:1349-0184
1882-4609
DOI:10.3392/sociotechnica.3.111