BRL25000の体内動態 第3報ラットおよびイヌにおけるBRL25000投与時のBRL14151, AMPCの挙動

BRL25000, 14C-BRL25000あるいはAmoxicillin (AMPC) をラットおよびイヌに投与し, BRL14151およびAMPCの体内動態がBRL25000投与時に変化するかどうかについて検討を行ない, 以下の結果を得た。 1. BRL25000あるいは14C-BRL25000をラットに投与した際のBRL14151およびAMPCの吸収, 分布, 排泄, 代謝には配合することによる影響が認められなかつた。 2. BRL14151およびAMPCのラットおよびヒト血漿に対する蛋白結合率はいずれも低く, かつ両薬物共存下においてもそれぞれの血漿蛋白結合に関する相互作用は認められな...

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Published inCHEMOTHERAPY Vol. 31; no. Supplement2; pp. 321 - 329
Main Authors 大槻, 俊治, 三次, 孝一, 牛沢, 幸司, 江角, 凱夫, 南保, 俊雄, 横島, 徹熹, 幸嶋, 祥亘, 西岡, 佳隆, 熊倉, 博之
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本化学療法学会 15.07.1983
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Summary:BRL25000, 14C-BRL25000あるいはAmoxicillin (AMPC) をラットおよびイヌに投与し, BRL14151およびAMPCの体内動態がBRL25000投与時に変化するかどうかについて検討を行ない, 以下の結果を得た。 1. BRL25000あるいは14C-BRL25000をラットに投与した際のBRL14151およびAMPCの吸収, 分布, 排泄, 代謝には配合することによる影響が認められなかつた。 2. BRL14151およびAMPCのラットおよびヒト血漿に対する蛋白結合率はいずれも低く, かつ両薬物共存下においてもそれぞれの血漿蛋白結合に関する相互作用は認められなかった。 3. BRL25000をイヌに反復投与した際のBRL14151およびAMPCの体内動態には反復投与による影響が認められなかった。また, 各時間の血漿中AMPC/BRL14151も投与回数により変動しなかった。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.31.Supplement2_321