真性多血症経過中不均衡(1; 7)転座細胞のクロナールな増殖を認めた1症例
56歳の真性多血症患者に対しニトロソウレア系薬物を投与したところ,経過中骨髄線維症とともに不均衡(1; 7)転座細胞のクロナールな増加を認めた.投与前には正常核型であったことより,治療に関連した二次性白血病と考えられた.骨髄増殖性疾患に対するアルキル化薬の投与は治療関連白血病の発症に注意する必要がある....
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Published in | 日本内科学会雑誌 Vol. 83; no. 12; pp. 2154 - 2155 |
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Main Authors | , , , , , , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
一般社団法人 日本内科学会
10.12.1994
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Subjects | |
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ISSN | 0021-5384 1883-2083 |
DOI | 10.2169/naika.83.2154 |
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Summary: | 56歳の真性多血症患者に対しニトロソウレア系薬物を投与したところ,経過中骨髄線維症とともに不均衡(1; 7)転座細胞のクロナールな増加を認めた.投与前には正常核型であったことより,治療に関連した二次性白血病と考えられた.骨髄増殖性疾患に対するアルキル化薬の投与は治療関連白血病の発症に注意する必要がある. |
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ISSN: | 0021-5384 1883-2083 |
DOI: | 10.2169/naika.83.2154 |