リスク態度を考慮した準動的配分モデル
本論文では, OD交通量が確率変動ずることにより, 交通量が正規分布に従って変動すると仮定し, 混雑の時空間移動を考慮することができる準動的配分モデルの確率化を行う. この際, 道路利用者の旅行時間に関する不確実性を考慮に入れた実効旅行時間を用いたリスク態度を考慮する. そして, この確率的な準動的配分モデルを相補性問題として定式化すると共に, 共役勾配法を用いた計算アルゴリズムを示す. 次に, 提案したモデルを実際の道路ネットワークである金沢市ネットワークへ適用することにより, モデルの現状再現1生や現実ネットワークへの適用可能性などを検討する....
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Published in | 土木計画学研究・論文集 Vol. 25; pp. 683 - 692 |
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Main Authors | , , |
Format | Journal Article |
Language | English Japanese |
Published |
公益社団法人 土木学会
30.09.2008
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Subjects | |
Online Access | Get full text |
ISSN | 0913-4034 1884-8303 |
DOI | 10.2208/journalip.25.683 |
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Summary: | 本論文では, OD交通量が確率変動ずることにより, 交通量が正規分布に従って変動すると仮定し, 混雑の時空間移動を考慮することができる準動的配分モデルの確率化を行う. この際, 道路利用者の旅行時間に関する不確実性を考慮に入れた実効旅行時間を用いたリスク態度を考慮する. そして, この確率的な準動的配分モデルを相補性問題として定式化すると共に, 共役勾配法を用いた計算アルゴリズムを示す. 次に, 提案したモデルを実際の道路ネットワークである金沢市ネットワークへ適用することにより, モデルの現状再現1生や現実ネットワークへの適用可能性などを検討する. |
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ISSN: | 0913-4034 1884-8303 |
DOI: | 10.2208/journalip.25.683 |