まちの活性化を促す都市河川整備のあり方に関する研究

本論文では, 福岡市博多川で実施された博多川夢回廊事業と徳島市新町川で実施された東船場ボードウオーク整備事業を比較することにより, 都市河川整備をまちの活性化に活かしていく上で考慮すべきポイントを抽出することを試みた. 関係者へのヒアリングを中心とした比較調査の結果,(1) 河川整備を河川空間を活かしたまちづくりとして認識すること,(2) 河川行政だけでなく地域住民や専門家が協働すること,(3) 河川整備とまちづくりを一体的に捉えた行政の枠組みが必要であることが明らかになった....

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Bibliographic Details
Published in土木計画学研究・論文集 Vol. 22; pp. 387 - 396
Main Authors 樋口, 明彦, 高尾, 忠志, 佐藤, 直之
Format Journal Article
LanguageEnglish
Japanese
Published 公益社団法人 土木学会 31.10.2005
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ISSN0913-4034
1884-8303
DOI10.2208/journalip.22.387

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Summary:本論文では, 福岡市博多川で実施された博多川夢回廊事業と徳島市新町川で実施された東船場ボードウオーク整備事業を比較することにより, 都市河川整備をまちの活性化に活かしていく上で考慮すべきポイントを抽出することを試みた. 関係者へのヒアリングを中心とした比較調査の結果,(1) 河川整備を河川空間を活かしたまちづくりとして認識すること,(2) 河川行政だけでなく地域住民や専門家が協働すること,(3) 河川整備とまちづくりを一体的に捉えた行政の枠組みが必要であることが明らかになった.
ISSN:0913-4034
1884-8303
DOI:10.2208/journalip.22.387