国民栄養調査の新方式導入に対する地域管理栄養士・栄養士による評価と課題

厚生労働省では, 平成11年6月の栄養所要量の改定(『第6次改定日本人の栄養所要量』)及び平成12年11月の『五訂日本食品標準成分表』(以下五訂成分表と略す)の発表を受け, 国民栄養調査の技術的基盤の見直しを行うため, 「国民栄養調査の基盤整備に関する検討会」を開催し, この成果として報告書1)がまとめられた. この報告書では, 国民栄養調査における現状の問題点と問題解決のための方向性が示され(表1), 平成13年国民栄養調査において, 五訂成分表の番号体系に一致した『食品番号表』の使用と, 国民栄養調査精度向上のための「調味料コード」, 「調理コード」, 「水コード」の設定及び「給食コード」...

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Published in栄養学雑誌 Vol. 61; no. 2; pp. 117 - 122
Main Authors 多島早奈英, 市村喜美子, 片桐あかね, 瀧本秀美, 吉池信男
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本栄養改善学会 2003
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ISSN0021-5147

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Summary:厚生労働省では, 平成11年6月の栄養所要量の改定(『第6次改定日本人の栄養所要量』)及び平成12年11月の『五訂日本食品標準成分表』(以下五訂成分表と略す)の発表を受け, 国民栄養調査の技術的基盤の見直しを行うため, 「国民栄養調査の基盤整備に関する検討会」を開催し, この成果として報告書1)がまとめられた. この報告書では, 国民栄養調査における現状の問題点と問題解決のための方向性が示され(表1), 平成13年国民栄養調査において, 五訂成分表の番号体系に一致した『食品番号表』の使用と, 国民栄養調査精度向上のための「調味料コード」, 「調理コード」, 「水コード」の設定及び「給食コード」の改訂を目的として各種データベースの整備等が行われた.
ISSN:0021-5147