歯科治療における抗菌的光線力学治療の応用

「要旨」従来, 歯科治療における感染歯質や歯根表面のプラーク除去は, 主に機械的な手段により行なわれてきたが, 近年, 半導体レーザーやLED光に色素を組み合わせた抗菌的光線力学治療(a-PDT)の応用について研究が進められている. 本稿では口腔の二大疾患であるう蝕と歯周病におけるa-PDTの応用について, 基礎的・臨床的研究に基づき概説するとともに, 特に歯周治療への応用を目指した我々の研究を紹介する....

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Published in日本レーザー医学会誌 Vol. 38; no. 4; pp. 457 - 470
Main Authors 竹内康雄, 青木章, 平塚浩一, Chui Chanthoeun, 一ノ瀬顕子, 上窪彩乃, 和泉雄一
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 日本レーザー医学会 15.01.2018
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ISSN0288-6200

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Summary:「要旨」従来, 歯科治療における感染歯質や歯根表面のプラーク除去は, 主に機械的な手段により行なわれてきたが, 近年, 半導体レーザーやLED光に色素を組み合わせた抗菌的光線力学治療(a-PDT)の応用について研究が進められている. 本稿では口腔の二大疾患であるう蝕と歯周病におけるa-PDTの応用について, 基礎的・臨床的研究に基づき概説するとともに, 特に歯周治療への応用を目指した我々の研究を紹介する.
ISSN:0288-6200