所ら "局所麻酔下軟性気管支鏡で摘出し得た長期介在気管支異物 (歯冠補綴物) の1例"
高齢化社会という背景と脳血管病変患者の増加により, 気管支異物に遭遇する機会が増えている. 気管支学41巻第2号(本号)においても, 症例報告16編中気管支異物に関するものが3編掲載された. 気管支異物は誤嚥後長期介在しても可動性のある場合もあるが, 肉芽形成の状態によっては摘出が困難になる. 本症例は3カ月以上右下葉気管支に歯科補綴物が介在し, 肉芽増生により嵌頓し末梢気道を閉塞して肺膿瘍を生じていた....
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Published in | 気管支学 Vol. 41; no. 2; pp. 106 - 107 |
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Main Author | |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
日本呼吸器内視鏡学会
25.03.2019
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ISSN | 0287-2137 |
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Summary: | 高齢化社会という背景と脳血管病変患者の増加により, 気管支異物に遭遇する機会が増えている. 気管支学41巻第2号(本号)においても, 症例報告16編中気管支異物に関するものが3編掲載された. 気管支異物は誤嚥後長期介在しても可動性のある場合もあるが, 肉芽形成の状態によっては摘出が困難になる. 本症例は3カ月以上右下葉気管支に歯科補綴物が介在し, 肉芽増生により嵌頓し末梢気道を閉塞して肺膿瘍を生じていた. |
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ISSN: | 0287-2137 |