HBKの体液内濃度測定法 II.高速液体クロマトグラフ法

ラベル試薬としてo-phthdaldehydeを用いたポストカラム高速液体クロマトグラフ (HPLC) 法により, 血清中 (または血漿中) 尿中および組汁中HBK濃度測定法について検討した。 前処理として, CM-Sephadexカラムを用いてHBKを生体成分から分離し, ion-pairを用いた逆相系クロマトグラフ法で定量した。その際Dibekacinを内部標準として用いた。本HPLC定量法の精度は, 変動係数とレてヒト血清中, HBK濃度測定法の場合2.7~318%い尿中濃度測定法の場合1.0~1.7%と良好であった。ヒトにHBKを静脈内投与した時の血清中濃度と尿中濃度をHPLC法および...

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Published inCHEMOTHERAPY Vol. 34; no. Supplement1; pp. 82 - 86
Main Authors 小宮, 泉, 三富, 奈由, 西尾, 元宏
Format Journal Article
LanguageJapanese
Published 公益社団法人 日本化学療法学会 31.03.1986
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Summary:ラベル試薬としてo-phthdaldehydeを用いたポストカラム高速液体クロマトグラフ (HPLC) 法により, 血清中 (または血漿中) 尿中および組汁中HBK濃度測定法について検討した。 前処理として, CM-Sephadexカラムを用いてHBKを生体成分から分離し, ion-pairを用いた逆相系クロマトグラフ法で定量した。その際Dibekacinを内部標準として用いた。本HPLC定量法の精度は, 変動係数とレてヒト血清中, HBK濃度測定法の場合2.7~318%い尿中濃度測定法の場合1.0~1.7%と良好であった。ヒトにHBKを静脈内投与した時の血清中濃度と尿中濃度をHPLC法およびBioassay法で測定した所, 両者は良く相関した。
ISSN:0009-3165
1884-5894
DOI:10.11250/chemotherapy1953.34.Supplement1_82