当科における人工骨頭, 人工股関節の再置換術症例の検討
「はじめに」人工骨頭, 人工股関節置換術の普及とともに, その再置換術症例も増加してきた. 当科で行われた再置換術の中で, 貴重な経験と思われる症例について報告する. 対象 昭和54年から平成8年6月までの17年間に, 当科において施行された人工骨頭置換術124関節, 人工股関節置換術(THR)113関節で, 他医にて前回手術を受けた2例2関節含めて, 再置換術は10例10関節であった. 初回人工骨頭は女性90関節, 男性34関節であった. 原因疾患は変形性股関節症(OA)3関節, 大腿骨頭壊死(ANF)12関節, 大腿骨頚部骨折109関節で, 平均年齢64.7歳(46歳から83歳)であった....
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Published in | 整形外科と災害外科 Vol. 46; no. 4; pp. 1027 - 1031 |
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Main Authors | , , , , |
Format | Journal Article |
Language | Japanese |
Published |
西日本整形・災害外科学会
1997
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Summary: | 「はじめに」人工骨頭, 人工股関節置換術の普及とともに, その再置換術症例も増加してきた. 当科で行われた再置換術の中で, 貴重な経験と思われる症例について報告する. 対象 昭和54年から平成8年6月までの17年間に, 当科において施行された人工骨頭置換術124関節, 人工股関節置換術(THR)113関節で, 他医にて前回手術を受けた2例2関節含めて, 再置換術は10例10関節であった. 初回人工骨頭は女性90関節, 男性34関節であった. 原因疾患は変形性股関節症(OA)3関節, 大腿骨頭壊死(ANF)12関節, 大腿骨頚部骨折109関節で, 平均年齢64.7歳(46歳から83歳)であった. 初回人工股関節は女性100関節, 男性13関節であった. 原因疾患はOA96関節, ANF7関節, 慢性関節リウマチ(RA)4関節, 骨折6関節で, 平均年齢72.8歳(45歳から95歳)であった. 再置換術10例10関節は, 女性5例, 男性5例で, 再置換時平均年齢70.5歳(57歳から82歳)であった. 前回手術の内訳は人工骨頭8例(ANF3例, 骨折5例), THR2例(ともにANF)で, 人工骨頭はMoore型1例, Bateman UPF3例, Bateman UPF-II4例で, 6例がセメント固定であった. THRはTrapezoidal-28 total hip1例, Charnley型1例, ソケット, ステムともにセメント固定であった. |
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ISSN: | 0037-1033 |